プロローグ
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プロローグ
「発足!学園生活浪漫部!!」


第1話
「朝からハッスル」



第1話
「朝からハッスル」
 


俺の名前は弥生 海人私立王陵学園に通うごく普通の学生・・

ある一点を除けばだが・・

その一点は、俺のモットーにあると思われる・・。

俺のモットーは浪漫、ロマンではなく浪漫
どう違う?と思うかもしれないが全然別物。

ロマンとはあくまで空想、脳内で終わってしまう物で
浪漫とは空想でありながら、それを現実(リアル)にしてしまうと言う事だ。

実際俺がそう思ってるだけなんだけど・・・

まぁそんな事は今は関係ないっ!、それどころじゃないんだ!!

今から始まる戦いにそなえ、心を落ち着けなければいけない。

 海人「すぅぅ〜ふぅ〜・・」
     (無心だ・・落ち着け・・俺ならできるはずだ・・)

         ピンポーン

 ??「海にぃーーー!!起きてるーー??」

 海人「・・・・」

瞑想を邪魔するように、ドアの外からは海人を呼ぶ元気な声が響く
しかし海人は、その声に反応することなく瞑想を続ける・・


 ??「寝てんのーー?ねぇー海にぃーー!!!」

声の主はさらに大きな声で海人を呼び、チャイムを連打する・・。

 海人(声の主の予想はつく、というか絶対にアイツだ・・・。
    そうアイツ、幼い頃から隣に住んでいて、なにかと俺につっかかり世話を焼きたがる。
    そんなことから、アイツとは一緒にいることが多くて、周りには夫婦だとか言われている。
    なんていう素敵なエロゲ的設定ではなく・・
    俺が小2の時に、隣に引越して来て以来の幼馴染水堂 美咲、あとミラクルな兄がいる。)

 海人「・・・・・」
      (無視だ・・ここは耐えるんだ・・ここで出てしまってはすべてが終わる・・
       悪いな美咲、これは俺の浪漫なんだ、先に行ってくれ・・というか少し黙れ・・)

幼馴染の行動に顔を引きつらせ、こめかみと眉毛をヒクヒクさせつつも、海人は瞑想を続ける。

 海人「・・ん?なんか急に静かになったぞ」

さっきまで鳴り続けていたチャイムと、大きな声がピタリと止まる。

 海人「これは・・大人しくしておいてドアをぶち壊して入ってくるパターンだな・・」

 海人(そんなことはありえないと思うかもしれないが、そんなことはないぞ・・
    美咲は空手の達人であり、口よりも先に手がでる暴力女だ。
    なによりもアイツの妹、アイツと同じ血を引いているのだ、そのくらいは造作ない・・)

 海人(ここで派手な登場をして、自分のキャラにインパクトを付けるつもりだな
      なら俺がその登場に、リアクションをとってしまうと負けになってしまう)

 海人「・・・甘いな」

美咲の企みにいち早く気づいた海人は、今から起こるであろう行為に備える。

 海人(そろそろか、来ると判っていれば驚く事もない)

 海人「さぁ来いっ!!美咲!!!」

カァッ!!という音を心で鳴らし、大きく目を開く!!


          ガチャ


 美咲「おっじゃましまぁ〜す♪」


 海人「普通に入ってきたーーーー!!!」


予想とはまったく違った美咲の登場に、これ以上ないリアクションをしてしまった海人・・。


 海人「何っ!?普通に入ってくんの!!??」

 美咲「そりゃー開いてるんだから、普通に入ってくるよ・・」

 海人「いや!!違うだろっ!!」
 海人「そこはさっ!!ドア壊してドーーンってとこだろ!?」

 美咲「えっ?いやっ・・えっ・・えっ??」

 海人「じゃあ何っ!?さっきの間は何っ??」
 海人「いったい何なのさ!!」


激しく取り乱した海人は、美咲の肩を掴みグワァングワァンと揺らす・・

 美咲「ちょっと!痛い!!痛い痛い!!」

 海人「おかしーーって、ぜってーーおかしー!!」

 海人「美咲もういっぺんやり直せっ!!なっ?」

納得のいかない海人は美咲に迫り、やり直しを要求する・・

 美咲「ゴチャゴチャ言ってんじゃねぇーー!!」

スパコーン!!と言う音を響かせて、後ろ回し蹴りが顔面に炸裂!!

 海人「ボンジューーーール!!!!」

蹴られた海人は、そのままキリモミ4回転して地面に転がった。

 海人「・・・ぐぅ・・朝から手を出すとは・・レディースデイか?」
 美咲「いっぺん死ぬか?このヘンタイ野郎・・」

ニッコリと笑顔を浮かべて、女子高生にはおよそ似つかわしくない言葉使いな美咲

 海人「セリフと表情が一致してないですよ・・?美咲さん・・」
 美咲「あーん?何か言ったぁ〜??」
 海人「い、いえ・・なんでもありません・・」
   (この人怖いよっ!!・゚・(ノД`)・゚・)

怒れる美咲の滲み出す殺意に、海人はあまりにも無力だ、そうあまりにも・・

 ??「美咲ちゃん、兄さん起きた??」

そんな修羅場に透き通るほどに、穏やかな声が飛びこんでくる。

 美咲「あっ、陸人様♪はい、もうバッチリ起きてますよ♪」

その声に反応した美咲からは、完全に殺意は消え、それどころか甘い声になっている。

 陸人「ありがとう、いつも悪いね美咲ちゃん」
 美咲「いえ、そんな滅相もないですよ、陸人様♪」

 海人(その変わり身の早さ見事っ!!)

 陸人「ほんと助かるよ、僕が起こしても兄さんは起きないから」

 海人(こいつは卯月 陸人俺の双子の弟だ。
    双子だから俺と変わらない顔をしているのだが、なぜかモテまくりな男。
       どれぐらいモテるかと言うと、陸人ファンクラブつーのが在るぐらいだ。
    ちなみにそのファンクラブの人数は、千人を超えるとか超えないとか・・
    兄を差し置いてなんたる愚行・・羨ましい訳じゃないんだからねっ!!)

 陸人「兄さん大丈夫?」
 海人「おおっ・・こんぐらい日常茶飯事やしな・・」

陸人はやさしい顔で、地面に這いつくばる海人を起き上がらせる。

 海人(このやさしさが、陸人のモテる理由なんだろうな・・)

そう、陸人はやさしい、それこそが決定的な違いであり、陸人のモテる理由なのである。

 海人(でもやさしさだけなら俺も負けてないはず・・やっぱ目つきが悪いのがダメなんだな・・)

うん、まったくもってそんな理由ではないぞ、というかそう言う所だ海人・・

 美咲「朝から陸人様とご一緒できるなんて・・もう最高(*´д`*)」
 陸人「それは言い過ぎだよ美咲ちゃん、それに毎日一緒じゃない」

 海人(何この猫かぶり・・というか双子なのに扱い違いすぎ・・
    まぁ、美咲は陸人ファンクラブ会員だしな・・つか会長だし・・)

美咲は陸人ファンクラブ一員で、というか創立者で附属生時代から陸人LOVEなのだ・・。

 美咲「陸人様♪ゴミなんてほっといて、早く学校に行きましょうよ♪」
 海人「ゴミって!!酷っ!!それはいくらなんでもいいすぎだろ・・」
 陸人「そうだよ美咲ちゃん、こんなんでも一応、一応僕の兄さんなんだから・・」

 海人「こんなん言うなっ!!つかなんで一応2回言ったんだ!?」

二人の暴言を受けて、海人はその場にうずくまる。   こんな感じ→orz(いやわかりにくいから)

 海人「もう兄さん泣いちゃうから!!泣いちゃうからねっ!!」

 陸人「そう言えば美咲ちゃん、大夜はどうしたの??」
 美咲「なんか先に行ってくれって言ってましたよ?」

 海人「って聞けやーーー!!!!」

 陸人「へぇ〜そうなんだ・・また何かやるつもりなのかな・・?」
 美咲「でしょうね・・どうせロクでもないことやるつもりなんですよ・・(;´д`)」

 海人(それすら無視なのねん・・)

陸人と美咲は叫ぶ海人を完全に無視したまま、学園に向かって歩いて行ったのである・・。

 海人「何この扱い・・・」

負けるな海人!お前の扱いはいつもそんなもんだ、それにこれはまだ一部に過ぎないじゃないか
一日はまだ始まったばかりだぞ・・・

 海人「まぁ・・これで邪魔ものは消えた・・・」
 海人「これで戦いに専念できるってもんだ、幸い時間は稼げたしな」
 海人「なんか激しく納得はいかないが・・・」

自分の扱いの悪さにゲンナリしつつも、当初の予定通り一人で登校することできそうだ。

 海人「あとはヤツに最後の確認でも取っておくか・・」

そう言うとズボンから携帯電話を取り出し、どこかに電話を掛ける海人。

 ??「もしもし、どうした?」
 海人「予定時間はわかってるな?この戦いは時間がすべてだ・・」
 ??「ああ、わかってる・・その辺の抜かりはないぜ・・」
 海人「ふふふ・・そうだな・・それじゃあ5分後に作戦開始だ」
 ??「了解、楽しくなりそうだな・・」
 海人「・・だな」

電話を切った海人は、再び深呼吸をして準備を開始する。

 海人「これからだ、俺の浪漫はこれから始まるのだ・・。」

海人は不適な笑みを浮かべ学園に向かっていった・・。


次回!!

友達の妹と双子の弟に暴言という名の暴力をうけ、ボロクソにやられた海人・・
しかし、そんなことを気にもせずに不適な笑みを浮かべる・・
はたして海人の言う戦いとは何なのか??
そして海人と電話をしていた相手、ヤツとは??
それは次回すべて明らかとなる。
「浪漫」というものを君は知る事になるのだ・・・。

いやぁまぁそんな大層なもんじゃないんだけどね・・・

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